ー今回のボランティアの参加に至った経緯を教えてください
実は、職員の中に去年のキャナルナイトを見に行った人がいて、すごくいいイベントだということ教えてもらっていました。
そんな時に半田商工会議所の方からボランティアの募集のお知らせをいただいたので、地元に協力したいという思いから、市内の店舗に声掛けをしてもらったのですが、蓋を開けてみると、半田運河に近い本店だけでなく、いろいろな店舗の職員からボランティアの応募があり、びっくりしました。全部で30人です。
ー本当にありがとうございます!普段からこのようなボランティアに参加する気風があるのでしょうか。
ボランティアの機会はたくさんあります。例えば、半田市民マラソンだったり、山車祭りだったり。このあたりでも盆踊りの時に商店街の方々がボンボンパーティーというイベントを企画していますが、そういったイベントにも参加させてもらっています。信用金庫というところは、地元に密着していかないとお客さんも増えないし、信用してもらえないものだと思っています。このあたりには、他市町に本店を持つ信用金庫もありますが、そういった信用金庫ができないことを、半田信用金庫はやっていきたいと考えています。商店街のイベントに積極的に参加することで、まちの人と気持ちが通じるようになってきましたよ。
ー半田運河という場所は石川さんにとってどういう場所ですか?
半田運河は日本一ですよ。先日小樽運河に行ってきたんですが、あそこよりも半田運河のほうが広大でずっといい。日本一の運河だと思っています。将来的には半田運河に屋形船を浮かべて、いろいろな人が運河を楽しむことができればいいなぁと考えています。
そういえば、最近半田運河の歌を作ったんですよ。
ーそう言って笑いながら一枚の紙を取り出した石川さん。紙には、半田運河の歌の歌詞が書かれていました。
1番の歌詞は昼間の半田運河に鯉のぼりが浮かんでいる様子と、下半田のお祭りの様子を。2番は夜の半田運河で開催されているキャナルナイトに恋人たちが遊びに行く様子を歌詞にしました。職員の中に曲をつけることのできる人もいますので、今その依頼をしているところなんです。9月に半田で開催されるNHKのど自慢大会でこの歌を歌えたらなぁなんて考えています。
近年、CSR(企業の社会的責任)という言葉をよく耳にしますが、そういった言葉が出てくるずっと前から地元に根付き、自社がそこにある意味を「地域との関わりの構築」という形で体現し続けている半田信用金庫。半田の人々にとってとても近い存在で居続けられる理由がわかったような気がしました。
本社所在地 〒475-0887 愛知県半田市御幸町8番地
設立 昭和6年5月1日